産業医委嘱契約書
産業医委嘱契約書のテキスト
産業医委嘱契約書
株式会社○○（以下「甲」という。）と医師である山田△△（以下「乙」という。）とは、甲が乙に対して、労働安全衛生法第13条の産業医となることを委嘱する件について、本日、次の通り契約する（以下「本契約」という。）。
第１条（産業医委嘱）
甲は、乙に対し、甲の本社における労働安全衛生法第13条の産業医となることを委嘱し、乙は、誠実に業務に当ることを約して、これを受諾した。
第２条（業務）
１ 乙は、甲の産業医として下記の業務を行う。
（１）労働安全衛生規則第１４条及び第１５条に定められた業務
（２）メンタルヘルスに関する管理・提言業務
（３）その他、前２号に関連して甲から依頼された業務
２ 乙は、前項の業務を遂行するに当り、労働安全衛生法第１５条で定められた以上の頻度で巡視等を行うものとする。
第３条（尊重・協力）
１ 甲は、乙が産業医として行う指導・勧告・助言・提案等を尊重する。
２ 甲は、乙が前条の業務を遂行するに当り情報の提供等、必要な協力を行う。
第４条（報酬）
甲は、乙に対し、報酬として、月額金○○万円（消費税別）を毎月末日限り、甲の指定する銀行口座に振り込んで支払う。振込手数料は乙の負担とする。なお、第２条の業務を超えて、労働安全に関する研修会・健康診断その他の特別な業務を行った場合には、甲乙別途協議して、報酬及び支払い時期について定めるものとする。
第５条（届出）
甲は、本契約を締結した後、所轄の労働基準監督署に対し届出を行うものとし、本契約を解除・解約・終了する等、乙が産業医で無くなった場合も同様とする。
第６条（有効期間）
本契約の有効期間は、契約締結の日から３年間とする。
但し、契約期間満了の２か月前までに甲乙いずれかから相手方に対し、格別の通知がなされない場合には、更に１年間更新されるものとし、以後も同様とする。
第７条（合意管轄）
甲及び乙は、本契約に関する一切の紛争について、甲の本店所在地を管轄する地方裁判所を第一審の専属的合意管轄裁判所とすることに合意する。
本契約締結の証として、本書２通を作成し、甲乙記名押印の上、各自１通を保有する。
（日付、記名押印）
