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執筆・出版契約書

執筆・出版契約書のテキスト

               執筆・出版契約書


著作物名   ○○○○○○○○


 ○○○○(以下「甲」という)と株式会社A(以下「乙」という)は、次のとおり執筆・出版契約(以下「本契約」という)を締結する。

(出版権設定)
第1条 甲は乙に対して、上記の著作物(以下「本件著作物」という)の出版権を設定する。
2 乙は、本件著作物を出版物(以下「本件出版物」という)として複製し、頒布する権利を専有する。

(出版社の役割)
第2条 乙は、本件著作物の複製および頒布を行う。

(契約の存続期間)
第3条 第1条により設定された乙の出版権は、第14条に定める本件契約の有効期間中存続する。

(著作物の独占使用)
第4条 甲は、この契約の有効期間中に、自己または他人の名で、本件著作物の全部または一部を転載または出版しない。

(履行時期)
第5条 甲は、○○○○年○○月○○日までに、本件著作物の最終原稿を乙に引き渡す。
2 乙は、最終原稿の引渡しを受けた後○カ月以内に、本件著作物を発行する。
3 甲乙は、協議のうえ、前2項の期日を変更することができる。

(権利侵害についての保証)
第6条 甲は乙に対して、本件著作物が他人の著作権およびその他の他人の権利を侵害しないことを保証する。
2 本件著作物により法的問題が発生し、乙または第三者に対して損害を与えた場合は、甲はその責に任ずる。

(同一性保持権)
第7条 乙が本件著作物の内容・表現またはその書名などを変更する場合には、あらかじめ甲の承諾を得る。


(著作権使用料)
第8条 乙は甲に対して、次のとおり本件著作物の著作権使用料を支払う。
著作権使用料 実売部数1部ごとに ○○円
2 納本・贈呈・批評・宣伝などに使用する部数について、著作権使用料は発生しない。
3 流通過程での破損、汚損などやむを得ない事由により廃棄処分した部数について、著作権使用料は発生しない。

(発行部数の確認・報告)
第9条 乙は、本件出版物の発行部数を確認するため、甲に対し製本のたびに発行部数を報告する。

(コピーに関する権利処理)
第10条 甲は乙に対して、本件出版物の版面を利用する本件著作物の複写(コピー)に関する権利の管理を乙に委任する。この複写に関する権利には、公衆送信権および複写により生じた複製物の譲渡権が含まれる。

(出版権消滅後の取り扱い)
第11条 乙は、出版権消滅のあとも本件著作物の在庫を頒布することができる。
2 乙は、上記の頒布物に対して著作権使用料を支払う。

(不可抗力による損害)
第12条 地震・水害・火災その他の不可抗力および甲乙いずれの責めにも帰せられない事由により、本件著作物に損害が発生したときの措置は、甲乙協議のうえ決定する。

(解除)
第13条 甲乙は、相手方がこの契約の条項の一に違反したときは、相当の期間を定めて書面により契約の履行を催告したうえで、この契約の全部または一部を解除することができる。

(本契約の有効期間)
第14条 本契約の有効期間は、下記①および②の期間とする。
① 契約の日から初版発行の日まで
② 初版発行後満○年

(自動更新条項)
第15条 この契約は、期間満了の○カ月前までに、甲乙いずれかから文書により期間満了により終了する旨の通告がないときは、本契約と同一条件で自動的に更新される。この場合、有効期間は○年延長される。

(秘密保持条項)
第16条 甲および乙は、本契約の履行に関連して知った相手方に関するすべての情報を、相手方の書面による承諾なく、第三者に開示または漏洩してはならない。

本契約締結の証として、本書2通を作成し、甲乙記名押印のうえ、各1通を保有する。

平成○○年○○月○○日

甲  ○○県○○市○○町○丁目○番○号
       ○○ ○○


乙  ○○県○○市○○町○丁目○番○号
 株式会社 A
  代表取締役  ○○ ○○

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